楽天バイバー、ウクライナでの企業収益について説明
ウクルインフォルム
ウクライナ人の間で人気の無料通信アプリ「バイバー(Viber)」(楽天グループ)は、国内での主要収益はビジネス広告であると伝えた。
楽天バイバーの独立国家共同体(CIS)諸国販売局長であるセルゲイ・サモロドフ氏がUBR.uaへのインタビュー時に発言した。
同氏は、「基本的な収益源は、ビジネス・メッセージで、それが約25%を占める。それからネイティブ広告。それからチャット・ボットとスティッカーだ」と述べた。
また、バイバーのウクライナでの収益は、2018年と比べて、17%増加しているという。
同氏はその他、バイバーはサービス機能の拡充を予定しているとし、中国系のWeChatにあるような支払いサービスが検討されており、米国とロシアでは同社はすでに試験的にインスタント・ショッピング機能を運用していると述べた。ユーザーは、アプリ上で直接商品を選び購入することができるのだという。
また、本年12月中旬には、バイバーは、「第4のボタン」の開始を始めるつもりだとし、そのボタンは、スマートフォンのメイン画面の下部に現れ、そこでは「有益な情報」を見ることができるという。内容は、現在社会で人気のあることや、チャット・ボットなどであり、このボタンにより、あらゆる情報の検索を管理できるようになると説明された。
なお、「SimilarWeb」の調査によると、ウクライナにおける最も利用者の多い無料通信アプリは、バイバーとなっている。
バイバーは、2010年にイスラエルの企業「バイバー・メディア」が開発。2014年に日本の楽天が9億ドルで購入している。
楽天バイバー社には、500名が勤務。2019年7月、キーウ(キエフ)にて、イェウヘン・ボドナール氏が初のウクライナ現地スタッフとして勤務を開始した。同社は、キーウのチームを拡大し、正式なオフィスの開設を計画しているという。