ウクライナとエストニア、IT協力の覚書に署名
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ウクルインフォルム
エストニアを訪問したゼレンシキー大統領とカリユライド・エストニア大統領は、26日、タリンで開催された「デジタル社会サンドボックス・フォーラム」に出席した。同フォーラムでは、両国のIT担当の大臣が、IT分野協力の覚書に署名を行った。
ウクライナ・エストニアのデジタル・フォーラムでは、ミハイロ・フェードロウ副首相兼デジタル移行相とエストニアのカイマル・カル貿易・情報技術相が両国間の電子分野協力覚書に署名した。
また同フォーラムでは、ウクライナとエストニアは、デジタル技術分野の12の問題を解決すべく、2024年までに、「ハッカソン」と呼ばれるIT専門化のイベントを6回開催することに合意した。最初の両国共同のハッカソンは、2020年6月にオデーサで開催されることになる。
また、同フォーラムでは、ゼレンシキー大統領はタリンの電子国家運営システム「e-エストニア」についての説明を受けた。ゼレンシキー大統領は、ウクライナは類似のプロジェクトを実現しているところだとし、「スマートフォンの中の国家」を紹介した。大統領はまた、エストニアの「KISSシステム」(Keep It Simple and Short(物事をシンプルかつ短く保つ))と名付けられている、エストニアの電子システム上の情報提供サービスも体験した。
写真:大統領府