フラドコウシキー元安保会議第一副書記へ容疑が正式に伝達
ウクルインフォルム
１８日、国家汚職対策局（ＮＡＢＵ）は、オレフ・フラドコウシキー元国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）第一副書記に正式に容疑を伝達した。
特別汚職対策検察（ＳＡＰ）がフェイスブック・アカウントにて発表した。
発表には、「ナザール・ホロドニツィキーＳＡＰ長は、元国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）第一副書記の容疑伝達に同意した。１０月１８日、ＮＡＢＵ捜査官は、同元高官に、刑法典第３６４条２項（職権乱用）、同第３６６－１条（不十分な資産申告）の定める犯罪を実行した容疑を伝達した」と書かれている。
ＳＡＰは、同容疑者が自らが最終受益者である自動車製造企業「ボフダン・モトルス」が利益を得られるように、職権を乱用した容疑を確立したと伝えた。具体的には、同容疑者が、国家防衛調達に同企業を加えて、国家予算を用いて、不当に高い価格でボフダン社傘下企業の輸送車両「ＭＡＺ６３１７（ボフダン６３１７）」を調達させたのだという。
ＳＡＰは、この結果、国家が１０６２万フリヴニャ以上の損失を出したと伝えた。
更に、ＳＡＰは、同容疑者が自身の配偶者の収入申告を行わなかったと指摘。同人物がキーウ（キエフ）中心部のエリート不動産の賃貸にて得られた収入、５万４０００ドル（２０１６年）、６万３０００ドル（２０１７年）、４万７５００ドル（２０１８年）が申告されていなかったと説明されている。
現在、同容疑者の未決囚予防措置が選択されているところだと書かれている。
これに先立ち、１７日、政権高官の汚職犯罪に限定して捜査を行う治安機関、ＮＡＢＵが、オレフ・フラドコウシキー元国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）第一副書記を職権乱用の容疑で拘束したと発表していた。
