ロシア軍は約500機の無人機と40弾のミサイルで攻撃=ゼレンシキー宇大統領

ロシア軍は約500機の無人機と40弾のミサイルで攻撃=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、27日未明にロシア軍がウクライナに対して新たな大規模攻撃を実施したことを報告し、無人機約500機と、弾道ミサイル「キンジャル」を含む約40弾のミサイルで攻撃を仕掛け、その際主な標的となったのはキーウのエネルギー・インフラ及び民間インフラだったと伝えた。

ゼレンシキー大統領がXアカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「ロシアによるさらなる攻撃が今も続いている。夜間から無人機約500機、かなりの数の『シャヘド』、そして『キンジャル』を含む40弾のミサイルが使用された。主な標的はキーウであり、エネルギー・インフラ及び民間インフラだ」と伝えた。

また同氏は、残念ながら着弾があり、一般住宅が損傷したと報告した。同氏は加えて、「その内の1軒の瓦礫の下で、救助隊員が人を捜索している。首都の一部地区や(キーウ)州内では、電力供給や暖房が止まっている。現在、消火活動が続いている」と書き込んだ。同氏は同時に、一部のエネルギー施設では修理チームが作業を開始しているとしつつ、他の施設ではスタッフが避難所に待機しているとし、救助隊員や修理作業員は、空襲警報が解除され次第、作業を開始する予定だと指摘した。

同氏はさらに、「この数日間、多くの疑問が生じていた。米国や世界から提示された終戦提案に対する、ロシアの回答はどこにあるのか、という疑問だ。ロシアの代表者たちは長々と話し合いを続けているが、現実には『キンジャル』や『シャヘド』が彼らに代わって語っているのだ。これこそがプーチンとその側近たちの本当の態度である。彼らは戦争を終わらせることを望んでおらず、あらゆる機会を利用してウクライナにさらなる苦痛を与え、世界の他者への圧力を強めようとしている。これは、これに対する圧力が小さすぎることを意味する。ロシアがクリスマスや新年の時期すらも、家々の破壊、アパートの焼き払い、発電所の破壊の時間に作り変えるのならば、その病的な活動に対して、真に強力な措置でしか応えようがない。米国にはその能力があり、欧州にはその能力があり、私たちの多くのパートナーにもその能力がある。肝心なのは、それを行使することだ」と強調した。

同時に同氏は、引き続きウクライナの防衛と命の保護を支援することが重要だと訴えた。その際同氏は、「防空システムは、特にそれが必要な今、十分かつ適時に供給されなければならない。命を守ることに遅れがあってはならない」と強調した。

同氏はそして、武器や防空システムの供給を支援しているパートナー諸国の首脳たちに謝意を表明し、ウクライナ側は外交活動を緩めることはないと補足した。同氏は、「しかし、外交は安全なしには機能しない。世界の強国たちが安全に配慮すべきで、私たちは正にそのことについて、今日と明日、欧州の首脳たち、カナダ首相、そして米大統領と話し合うつもりだ」と伝えた。


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