ロシア軍、ウクライナ南部オデーサ州の港湾を攻撃 穀物貯蔵庫及び外国船が損傷
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、25日から26日にかけての夜間、同国南部オデーサ州の複数海洋港に対して攻撃を行った。スロバキア及びパラオの旗を掲げた船舶、穀物貯蔵施設、倉庫が損傷した。
ウクライナのクレーバ復興担当副首相兼地域発展相がテレグラム・チャンネルで報告した。
クレーバ氏は、「オデーサ州の港湾は一晩中、敵の絶え間ない攻撃を受けた。無人機の着弾の結果、穀物貯蔵施設、民間企業の倉庫、荷船、及びスロバキア及びパラオ共和国の旗を掲げた船舶が損傷した。着弾現場では救助隊が鎮火作業を行っている。港湾職員は引き続き損害の調査を行っている」と書き込んだ。

また同氏は、電力供給に一部支障が出ており、修理班が復旧作業に当たっていると伝えた。
同氏はさらに、隣接するミコライウ州の港湾ターミナルもロシア軍の無人機の攻撃を受けたとし、リベリア旗の船舶が損傷したと報告した。負傷者はなく、復旧作業が進められているという。
その他同氏は、リヴィウ鉄道のコーヴェリ駅もロシア軍の無人機による攻撃により被害を受けたと伝えた。機関車と貨車が損傷し、爆風により車庫の工場の窓が割れたという。国鉄ウクルザリズニツャの職員が被害を除去していると書かれている。