ロシア軍による変電所への攻撃を受け、ウクライナ2原発が出力を制限=IAEA
ウクルインフォルム
国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長は23日、ロシア軍による攻撃でウクライナの変電所が損傷したことを受けて、同国のフメリニツィキー原子力発電所とリウネ原子力発電所が出力を制限していると報告した。
IAEAがXアカウントで報告した。
同報告にて、グロッシー事務局長は、「変電所を狙った攻撃を受け、ウクライナのフメリニツィキー原発及びリウネ原発が出力を制限しており、これにより、電力供給網の安定性がさらに脅かされている」と述べた。
また同氏は、「原子力事故を防止するため、軍事的な自制」を改めて呼びかけている。
Ukraine’s Khmelnytskyy and Rivne NPPs reduce power following targeted attacks on electrical substations that further challenge grid stability, Director General @rafaelmgrossi said.
— IAEA - International Atomic Energy Agency ⚛️ (@iaeaorg) December 23, 2025
DG Grossi reiterates call for military restraint to prevent nuclear accident. pic.twitter.com/75IOPm1Ju0
これに先立ち、ロシア軍は、22日夜から23日朝にかけて、635点の無人機と38弾のミサイルでウクライナに対して攻撃を仕掛けていた。