ロシア軍、キーウを無人機とミサイルで大規模攻撃 死者2名、負傷者29名
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、28日夜から29日にかけて、同国首都キーウに対して自爆型ミサイルと無人機による大規模複合攻撃を行った。現時点までに死者が2名、負傷者が29名出ていることが判明している。
クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルで報告した。
クリチコ氏は、「敵の首都への夜間攻撃による負傷者は29人に増加した」と書き込み、その内、児童1名を含む19名が病院へ搬送されたと補足した。
また死者は2名とのこと。
動画:国家非常事態庁
国家非常事態庁は、今回の攻撃によるキーウ市内の被害につき以下の通り報告した。
・シェウチェンキウシキー地区:14階建て集合住宅が損傷。4〜5階層で火災。
・ソロムヤンシキー地区:破片が25階建て集合住宅に落下し、外壁で火災発生、1〜3階層の壁面が破壊。停めてあった自動車が損傷。別の住所で、17階建て集合住宅に破片落下。火災は生じず。集合住宅近くのガレージへの着弾確認。火災発生。
・スヴャトシンシキー地区:3階建て集合住宅に着弾。2階層で火災発生。破片の下から1名の遺体が引き上げられた。瓦礫の除去が継続。別の住所では、2階建て民家に着弾あり。火災は鎮火済み。
・ドニプロウシキー地区:10階建て集合住宅に着弾し、6〜7階層に火災発生。
・ダルニツィキー地区:ミサイルの破片が9階建て集合住宅の中庭に落下し、5〜7階層に火災発生。1名死亡、6名負傷。内1名が病院へ搬送された。別の住所で、商業施設近くに停めてあった自動車に着弾。火災は鎮火済み。
・オボロンシキー地区:敵の攻撃で民家で火災発生。
・ホロシーウシキー地区:敵の無人機破片の落下でガレージに火災発生。