ロシア軍、ウクライナ各地をミサイルと無人機で攻撃 各地で負傷者

ロシア軍、ウクライナ各地をミサイルと無人機で攻撃 各地で負傷者

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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、29日夜から30日朝にかけて、同国各地に対してミサイルと無人機による複合攻撃を行った。

南部ザポリッジャ州では、フェドロウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、州都ザポリッジャで負傷者が15名出たと伝えている。

フェドロウ氏は、「残念ながら被害者数は増えている。ロシアのザポリッジャ攻撃により、すでに15人の負傷者だ」と伝えた。

ロシア軍のザポリッジャ攻撃の被害 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

ロシア軍のザポリッジャへの複合攻撃の被害 写真:国家非常事態庁

また同氏は、人々は急性ストレス障害、裂傷、脳震盪、打撲傷、骨折が確認されていると報告した。

動画:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

またフェドロウ氏は、ロシア軍の攻撃により集合住宅5軒、民家数軒が損傷し、また寮が破壊、インフラ施設も損壊したと伝えた。 

中部ヴィンニツャ州では、ザボロトナ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、この攻撃により、成人4名と7歳の児童1名が負傷し、また民間インフラと重要インフラが損傷したと報告した

ザボロトナ氏は、「着弾により、民間インフラと重要インフラ、住宅、自動車が損傷。残念ながら、民間人に被害がでており、4名の成人が軽度と中度の負傷、また7歳児童も負傷した」と書き込み、児童は重傷だと補足した。

州内では停電が生じたが、徐々に送電が再開されているという。

中部キーウ州では、カラシュニク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、同州ボリスピリ地区とビラ・ツェルクヴァ地区にて、ロシア軍の30日未明の攻撃により、1企業の建物、民家、集合住宅などが損傷、女性1名が負傷したと報告した

カラシュニク氏は、州内ではロシア軍無人機が60機撃墜されたとし、重要インフラ施設への着弾は阻止できたとも伝えた。

同時に同氏は、ボリスピリで35歳の女性が負傷したとし、全身に熱傷、足に切り傷と裂傷を負い、また鎖骨を骨折し、病院へ搬送されたと伝えた。

ボリスピリ地区では、民家7軒、企業の建物1軒が損傷し、集合住宅3軒で窓が割れ、また自動車2台が破壊され、自動車9台、バス8台が損傷したという。

キーウ州の被害 写真:キーウ州軍行政府

ビラ・ツェルクヴァ地区では、民家1軒が損傷したとのこと。

西部イヴァノ=フランキウシク州では、オニシチューク州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて、ロシア軍は30日朝同州の重要インフラ施設を大規模に攻撃したと報告した

オニシチューク氏は、「夜明け、敵はプリカルパッチャ地方の重要インフラ施設を大規模に攻撃した。防空戦力が活動した。現時点で、犠牲者情報は接到していない」と伝えた。

同時に同氏は、今回の攻撃で緊急停電が導入されたと報告した。また、州内で、2軒の建物が小規模の損傷を被ったと伝えた。

南部ドニプロペトロウシク州では、ファイヴァネンコ州軍行政府長官代行がテレグラム・チャンネルにて、州都ドニプロの企業の建物にミサイルが着弾したと報告した

ハイヴァネンコ氏は、「敵はドニプロをミサイルで攻撃した。ミサイルは企業を狙った。死傷者は出ていない」と書き込んだ。

また州内のポクロウシケ共同体、ミコライウ共同体、ニコポリ共同体への攻撃が確認されたという。

北部チェルニヒウ州では、チャウス州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、29日夜にロシア軍が州都チェルニヒウの重要インフラ施設を無人機で攻撃したと報告した

爆風で近隣の集合住宅と行政庁舎の窓が割れたという。

また、州内他の自治体に対しても攻撃が確認されたとのこと。

中部チェルカーシ州では、国家非常事態庁がフェイスブック・アカウントにて、ロシア軍の攻撃で州内の農場で火災が発生したと伝えた

#Черкащина: внаслідок російської агресії виникла пожежа на фермі ▫️Вогонь охопив покрівлю на площі 1200 кв. м. Загинула...

Опубліковано ДСНС України Четвер, 30 жовтня 2025 р.

動物1頭が死亡したとのこと。

東部ドネツィク州では、クラマトルシク市議会がフェイスブック・アカウントにて、30日未明にロシア軍がミサイル「イスカンデル」で同市を攻撃したと報告した

報告には、「10月30日4時、ロシア軍が、『イスカンデル』を使用して、市内の小地区の1つを攻撃した」と書かれている。開けた場所に着弾したものの、民家と集合住宅が損傷したという。犠牲者情報は8時時点で接到していないとのこと。

電力会社「DTEK」は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は10月に入って3回目となる火力発電所に対する大規模攻撃を実施したと報告した

同社は、「ロシアは、ウクライナ各地のDTEKの火力発電所を再び攻撃した。火力発電所の機材に深刻な損傷が生じている。被害の除去に取り組んでいる」と伝えた。

また同社は、全面侵攻が始まってから、DTEKの火力発電所は210回以上攻撃されていると指摘した。


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