ロシア軍、夜間にウクライナ2州のエネルギー施設と鉄道施設を攻撃
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、6日夜から7日朝にかけて再び大規模攻撃を行った。同国中部ポルタヴァ州と北部スーミ州のエネルギーインフラと鉄道インフラの施設への着弾が確認されている。
クレーバ宇復興担当副首相兼地域発展相がフェイスブック・アカウントで報告した。
クレーバ氏は、ポルタヴァでは、鉄道車両車庫、電力供給拠点、鉄道用変電所に着弾があったとし、また管理棟や倉庫、車両も損傷したと伝えた。また、火災が発生したところ、救助隊員が鎮火したという。
同氏はまた、負傷者は出ていないと伝えた。
Росія знову б’є по енергетиці та залізничній інфраструктурі. Вночі – масовані атаки на Полтавщині та Сумщині. У...
Опубліковано Олексій Кулеба Понеділок, 6 жовтня 2025 р.
今回の攻撃により、ハルキウ〜リヴィウ間、クラマトルシク〜リヴィウ間の電車が一時的に遅延したが、現在は全て運行しているとのこと。
その他同氏は、今回の着弾の結果エネルギー施設が損傷し、ポルタヴァと周辺集落で1000世帯以上の家庭で停電が生じたと報告した。
また北部のスーミも同様の状況で、住宅の損傷と市内一部の停電が確認されているという。
現在現場では、専門家が電力供給を復旧に取り組み、人々を支援していると書かれている
同氏はその他、鉄道の運行は安定しており、重要インフラは徐々に業務を再開していると伝えた。
その上で同氏は、「敵の目的は明白だ。ロシアは寒さと暗闇を兵器にしようとしている。敵は暖房シーズンを混乱させ、国の重要な動脈である国鉄ウクルザリズニツャの業務を麻痺させることを望んでいる」と指摘した。