ウクライナ東部で露軍の無人機攻撃によりフランス人フォトジャーナリストが死亡
ウクルインフォルム
ドネツィク州ドルジュキウカ近郊で、ロシア軍のFPV無人機(操縦者がリアルタイムで無人機の視点を確認しながら操縦できる無人機)による攻撃を受け、フランス人フォトジャーナリストのアントニ・ラリカン氏が死亡した。また、同行のウクライナ人ジャーナリストのヘオルヒー・イヴァンチェンコ氏も負傷した。
トミレンコ国家ウクライナ記者組合代表がフェイスブック・アカウントで報告した。
トミレンコ氏は、「ロシアは、ウクライナでの戦争において、もう3人目のプロのフランス人ジャーナリストを殺害した。『そして突然、空が暗くなった…』。これが、フランス人フォトジャーナリストのアントニ・ラリカン氏による、戦禍に置かれたウクライナ人の運命をテーマにした写真展のタイトルだった。その展示は、作家自身にとって予言的なものとなってしまった」と書き込んだ。
また同氏は、第4独立重機械化旅団がラリカン氏の死について報告したと伝えた。
同氏はそして、ロシアのFPV無人機が10月3日の朝にラリカン氏を攻撃したとし、同氏は防護服を着用し、報道官の同行のもとで活動していたと説明した。またラリカン氏と共に、キーウ・インディペンデント誌のウクライナ人ジャーナリストであるヘオルヒー・イヴァンチェンコ氏も活動していたところ、同氏も負傷したという。
アントニ・ラリカン氏(38歳)は、フランスおよび国際的な主要メディアであるル・モンド、ル・フィガロ、リベラシオン、メディアパルト、パリ・マッチ、デア・シュピーゲル、ツァイト、NZZ、フォーカス・マガジン、ディ・ヴェルト、シュテルンなどのために活動していたという。
トップ写真:マス情報研究所(IMI)