ウクライナとロシア、被拘束者交換を実施 ウクライナに軍人185人と民間人20人が帰還
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、ウクライナとロシアの間で新たな被拘束者交換が行われ、ウクライナ政府管理地域に軍人185人と民間人20人が帰還したと報告した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちの防衛者185人をロシアの拘束から帰還させている。183人が兵卒、2人が将校だ。軍、国家警護隊、国境警備隊の戦士たちだ。防衛者たちと一緒に、民間人も帰還している。20人の私たちの人々だ。皆に必ず必要な支援が与えられる」と伝えた。
写真:ゼレンシキー宇大統領、捕虜待遇問題調整本部(テレグラム)
また同氏は、解放された軍人たちは、マリウポリ、アゾフスタリ、チョルノービリ原発の防衛にあたっていた者たちで、大半が2022年から拘束されていた者たちだと書き込んだ。
同氏はそして、「交換を実現させている人たち皆に感謝する。全面侵攻開始から、私たちは、すでに7000人以上の人々を帰還させてきた。全員を帰還させねばならない。毎日それに取り組んでいる」と書き込んだ。
捕虜待遇問題調整本部は、テレグラム・チャンネルにて、今回解放された軍人と民間人はほぼ全員が2022年からロシアに拘束されていた者たちだと伝えた。
解放された軍人は、ルハンシク州、ドネツィク州、ハルキウ州、ザポリッジャ州、ヘルソン州、キーウ州、スーミ州、チェルニヒウ州の防衛にあたっていた者たちだという。
また、同本部は、マリウポリ防衛者や、チョルノービリ原発の防衛をしていた国家警護隊員も帰還していると伝えた。
今回解放された者の内、最年少は26歳、最年長は59歳だという。
追加(10月2日17:10):動画を追加