ウクライナ軍は東部ドブロピッリャ周辺でロシア軍を徐々に押し戻している=報道官
ウクルインフォルム
ウクライナの作戦戦術部隊集団「ドニプロ」のトレフボウ報道官は、ウクライナ軍は東部ドネツィク州ドブロピッリャ周辺でロシア占領軍を徐々に押し戻していると報告した。
トレフボウ報道官がテレビ番組出演時に発言した。
記者から、現在のドネツィク州情勢につき、ウクライナ軍はドブロピッリャ方面の領土を徐々に取り返しているのかと質問されると、トレフボウ氏は、「現時点では、そうだ。敵はその方面で少し(戦線を)伸ばしすぎた。ロシア軍は多数の浸透を実施した。それらは小さなグループによるものだったが、(編集注:浸透できた兵力が)そこで合流し、活発な攻勢行動を行った。そして、約1か月前にできるだけ多くの領土を占領しようと、激しく突進してきたのだが、彼らには効果的に(占領地を)強化する適切な能力が無かったため、現在はウクライナ軍人によって徐々に押し戻されている」と答えた。
また同氏は、現在最も活発なのはポクロウシク方面であり、ウクライナ防衛戦力側の反転攻勢作戦を含め、非常に激しい戦闘が継続していると伝えた。また、ノヴォパウリウカ方面、リマン方面、ドブロピッリャ方面でも烈度が高いままだという。
同氏はそして、「今はあらゆる場所で非常に激しく、厳しい。ロシア人は、北方の南スロボダ方面でも、東のトレツィク方面およびクラマトルシク方面でも、ウクライナの陣地に対する圧力を止めていない。そのため、どこか平穏な場所があるとは言えないわけだが、どこがより騒がしいは確実に言える。それはポクロウシク方面、ドブロピッリャ方面、ノヴォパウリウカ方面、そして別途リマン方面だ」と説明した。
写真:参謀本部