ウクライナ東部コスチャンティニウカに残る住民は6000人強=地方当局
ウクルインフォルム
ロシア軍による砲撃が頻繁に飛来し、住民の間に犠牲が生じているウクライナ東部ドネツィク州コスチャンティニウカには、現時点で6000人以上の住民が残っている。
17日、フィラシュキン・ドネツィク州軍行政府長官がテレビ番組出演時に発言した。
フィラシュキン長官は、「コスチャンティニウカには6000人以上の人がいる。町は、毎日恒常的な砲撃を受けており、敵は毎日同市に10弾以上の航空爆弾を投下している」と伝えた。
また同氏は、先週コスチャンティニウカから最後の病院のスタッフが避難したとし、その後ロシア軍は病院の建物に航空爆弾を複数投下し、完全に破壊してしまったと指摘した。
その件につき同氏は、「人々のそこ(病院)からの脱出は非常に緩慢だった。しかし、彼らを脱出させることができてから、その数日後にその病院に3弾の航空爆弾が飛来し、翌日にはさらに2弾が飛来した。つまり、大きな困難を伴いながら、私たちは、そこから人々を避難させることができたのだが、同例が示すように、それは無駄ではなかったのだ。なぜなら、敵は、その病院を完全に破壊してしまったのだから」と報告した。
同氏はその上で、同市の住民全員に対して、「残念ながらコスチャンティニウカに敵は接近している」とし、町から避難するよう改めて呼びかけた。
写真:コスチャンティニウカ市軍行政府