ウクライナの保安庁と特殊作戦軍、露レニングラード州の天然ガス処理施設を攻撃
ウクルインフォルム
8月24日未明、ウクライナの保安庁(SBU)と特殊作戦軍は、ロシア領レニングラード州に位置するウスチ=ルーガ港の天然ガス処理施設を無人機で攻撃した。
SBUの関係者がウクルインフォルムに伝えた。
暫定情報では、ウクライナの無人機は、ロシア最大の液化天然ガス生産企業であるノヴァテク社のガス処理施設に命中したという。映像には、強力な爆発とその後に続く巨大な火災が映っているという。オープンソース・インテリジェンス(OSINT)の専門家たちは、攻撃は、施設の「心臓部」にあたるガスコンデンセート/ガスの極低温分留装置に正確に命中したと指摘しているという。
関係者は、これは今年に入ってからSBUによるウスチ=ルーガ港への2度目の無人機攻撃の成功だとし、1度目は1月初旬に行われたと伝えた。
関係者は、「ロシアはこのターミナルを通じて、『影の船団』を使って石油と天然ガスを取り引きしている。SBUによる無人機制裁は、ロシアが戦争遂行のために必要とする外貨収入を減少させている」と語った。
また、同日、テレグラム・チャンネル「アストラ」は、24日未明にウスチ=ルーガ海洋商業港に対して無人機攻撃が行われたと伝えた。
アストラによれば、ドロゼンコ・レニングラード州知事が攻撃を受けたことを認めつつ、同日朝港上空で「10機の無人機が撃墜された」と主張したという。ドロゼンコ氏は、無人機の破片が『ノヴァテク』社のターミナルにおける火災の原因となった。現場では消防隊員と国家非常事態省職員が働いている」と書き込んだという。
写真:アストラ