ロシア軍、ウクライナ西部の米国電子機器企業をミサイルで攻撃=シビハ宇外相
シビハ外相がXアカウントで伝えた。
シビハ氏は、「戦争を終わらせるためのあらゆる努力に反し、ロシアは夜間、ウクライナに対して大規模な複合空撃を実施した。数百の無人機、極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイルが民間インフラやエネルギーインフラを攻撃した。1弾のミサイルが、私たちの国の最も西側の地域にある主要な米国電子機器メーカーを直撃し、甚大な被害と犠牲者を出した。この施設は、防衛や軍事とは全く関係のない、完全に民間の施設である」と伝えた。
同氏はまた、これは、ウクライナにある米国企業に対する初めてのロシアの攻撃ではなく、今年初めにキーウのボーイング社事務所が攻撃されたり、その他の攻撃があったりしたことを喚起した。
同氏は加えて、「軍事的な論理や必要性はなく、ただ私たちの国の人々、ビジネス、普通の生活に対するテロに過ぎない。これが、ロシアに戦争終結を強制するための努力がどれほど重要かという理由であるし、私たちは平和を近づけるためにあらゆる努力を行うというウクライナの意思を改めて表明する」と書き込んだ。
そして同氏は、「ウクライナ・ロシア」の二者間、そして「ウクライナ・米国・ロシア」の三者間の形式での首脳会談が外交を可能にするために不可欠だと訴えた。
同氏はさらに、米国および欧州の同盟国を含むパートナーたちからの、ウクライナに強固な安全の保証を提供するための取り組みも同様に重要だと指摘した。
同氏はその上で、「昨夜の攻撃は、追加のシステムと迎撃機によって、ウクライナの防空を強化することの緊急性も示している」と指摘した。
Contrary to all efforts to end the war, Russia undertook a massive combined air strike on Ukraine overnight.
— Andrii Sybiha 🇺🇦 (@andrii_sybiha) August 21, 2025
Hundreds of drones, hypersonic, ballistic, and cruise missiles on civilian and energy infrastructure.
One of the missiles struck a major American electronics… pic.twitter.com/CTRoXpsk4y
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、20日夜から21日朝にかけて、同国各地に対して計614点の無人機とミサイルを発射した。西部リヴィウやムカチェヴォで死傷者が確認されている。
写真:シビハ宇外相