露軍のウクライナへの大規模攻撃による死者2名、負傷者15名=ゼレンシキー宇大統領
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、20日から21日にかけての夜間のロシア軍によるウクライナに対する大規模な無人機・ミサイル攻撃により、2名が死亡し、15名が負傷したと報告した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ロシアの攻撃の後、私たちの町や共同体で救助・緊急作業が続いている。キーウ市とキーウ州、ハルキウ州、イヴァノ=フランキウシク州で破損があり、スーミ州、フメリニツィキー州、キロヴォフラード州、ミコライウ州、ポルタヴァ州、ヘルソン州で自爆型無人機の撃墜があった。ロシアの攻撃は常に人間性に反するものだ。キーウでは、幼稚園、集合住宅、その他民間インフラが炎上した」と伝えた。
キーウの住居コンプレクス「リヴィウ街区」の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
また同氏は、ハルキウ、イヴァノ=フランキウシク、諸州の一般の建物にも破壊が生じたと報告した。
同氏はそして、「15名が負傷。最も若いのは、12歳の男児だ。皆に支援が施されている。攻撃の際に2名が亡くなった。遺族と近親者に哀悼の意を捧げる」と述べた。
その他同氏は、夜間、ロシアは420機以上の無人機と、弾道ミサイルを含む20弾以上のミサイルで攻撃を仕掛けたとし、攻撃は朝まで続いたと伝えた。同氏はまた、朝にはハルキウ州へと再び無人機攻撃があったと補足した。
同氏は、迎撃・電子戦活動が行われたとし、「撃墜は多い。しかし、残念ながら、全てではない。そのため、迎撃用無人機の量産を続けなければならない。それは、大規模攻撃から自衛することを可能にする解決策だ」と強調した。
無人機攻撃により損傷したキーウ市内「ルキヤニウシカ」駅の入り口 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム