ロシア軍、ウクライナのキーウと西部を攻撃 複数火災 死傷者あり
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、20日夜から21日朝にかけて同国首都キーウと西部イヴァノ=フランキウシク州に対して大規模な空撃を行った。
国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルで報告した。
同庁は、キーウではロシアの大規模攻撃で市内4地区で被害が出ており、また死者が1名出ていると伝えた。
報告されている各地区の被害は以下のとおり。
シェウチェンキウシキー地区:無人機の破片着弾により、10階建て集合住宅の1階部分のベランダが炎上。火災は150平方メートルに及び、すでに鎮火済み。1名が救助され、1名が負傷。
集合住宅の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
ドニプロウシキー地区:商業施設が炎上。火災は500平方メートルに及び、すでに鎮火済み。
ダルニツィキー地区:ガレージ協同組合と未就学児教育施設の敷地で火災発生。鎮火済み。
スヴャトシンシキー地区:無人機の破片落下でガレージが炎上。
また、クリチコ・キーウ市長は、市内地下鉄駅「ルキヤニウシカ」の入り口が破損したと報告している。
ルキヤニウシカ駅の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
国家非常事態庁は、西部イヴァノ=フランキウシク州では、ロシア軍の攻撃で4名が負傷、その内1名は児童だと報告した。
とりわけ、州内のホロデンカ共同体で民家の付属施設が炎上、死傷者は出なかったという。
イヴァノ=フランキウシク共同体では、2階建て民家で火災が発生。また、同自治体では、他の民家も破損したと報告されている。
イヴァノ=フランキウシク市内では、ガレージと自動車、生産組立施設が炎上したとのこと。