
露軍のキーウへの大規模空撃 市内20か所以上で被害 負傷者20人以上
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ウクルインフォルム
3日夜から4日朝にかけてのロシア軍による無人機とミサイルによる大規模攻撃の際、ウクライナ首都キーウでは20か所以上で被害が確認されている。
トカチェンコ・キーウ市軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した。
トカチェンコ氏は、「最大級の複合攻撃の1つだった。550点の空撃手段がウクライナに対して用いられた。そして、ロシアが今日攻撃に使ったそのほとんど全てが首都に向けられた。現時点で、20か所以上の場所で損傷が確認されている。20人以上の負傷者がおり、その中には10歳の女児も含まれる。14人が病院に搬送されたとの情報がある。確認された情報が接到し続けている」と伝えた。
同氏は、市内の地区別の被害を以下のとおり報告した。
ソロムヤンシキー地区:最も被害が大きい。ヴィドラドニー小地区で集合住宅や店が破損。別の場所では、民家、学校、カフェ、ガレージ、自動車整備場が損傷。救助隊員は、非居住型建物の敷地で消火作業中。集合住宅30軒以上、教育施設5軒、多くの民家が破損。
スヴャトシンシキー地区:少なくとも6地点で被害・損傷あり。10軒以上の集合住宅が損傷。自動車が炎上。
ドニプロウシキー地区:複数地点で小規模損傷あり。
ダルニツィキー地区:開けた場所に敵無人機の破片発見。
シェウチェンキウシキー地区:まだ使われていない集合住宅2軒損傷。学校近くの開けた場所で火災発生。
ホロシーウシキー地区:複数地点で敵目標の一部が発見された。
キーウの被害 写真:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム
その他、救急車が複数破損したという。