ウクライナ保安庁、ロシア領内の防空システム生産工場を攻撃
ウクルインフォルム
ウクライナ保安庁(SBU)は1日、ロシア領イジェフスクに位置する防空システム「トール」「オサー」や無人機を生産する工場「クーポル」を長射程無人機で攻撃した。ウクライナ領から同工場までの距離は1300キロメートル強。
SBUの関係者がウクルインフォルムに伝えた。
関係者は、「今朝、SBUの長射程無人航空機がウドムルト共和国に位置するイジェフスク電子機械工場『クーポル』の生産拠点と倉庫を攻撃した。目標までの距離は1300キロメートル強だった」と伝えた。
同工場施設に少なくとも2機の無人機が着弾し、着弾後火災が発生したことが確認されているという。
さらに関係者は、同企業は、ロシア国防省の発注を受けて操業されており、防空システム「トール」「オサー」や攻撃型無人航空機「ガルピヤ」の生産に特化していると指摘した。
工場は、ロシア軍事産業複合体の一部として、国際制裁対象となっているという。
関係者はまた、SBUは非常に高精度でロシアの軍事産業複合体の企業を攻撃していると指摘し、「このような特殊作戦1つ1つが敵の攻撃能力を下げ、軍事生産チェーンを破壊するとともに、ロシア領の深部であっても、同国の軍事インフラにとっての安全圏はないことを照明している」と指摘した。