ウクライナ防衛戦力、北部でロシア軍を一部撃退=参謀本部
ウクルインフォルム
ウクライナ軍参謀本部は30日、ウクライナ防衛戦力が北スロボダ方面にてロシア軍の進軍を止めた上で、反攻実施の準備を行なっていると伝えた。
参謀本部がフェイスブック・アカウントにて報告した。
報告には、「私たちの部隊は指定の防衛線で防御を維持しており、敵を追い返すための反攻の準備と実行を進めている。ウクライナの戦士たちの成功裏の行動の結果、集落アンドリーウカが解放された。また、私たちの部隊はオレクシーウカ地区で前進し、敵をスーミからさらに遠ざけた」と書かれている。
参謀本部はまた、この方面ではロシア軍は、海兵隊、空挺強襲部隊、自動車化狙撃部隊といった最精鋭の旅団を投入し、長距離榴弾砲、航空機、自爆型無人機を積極的に使用していると伝えた。また、同時に、敵は引き続きウクライナ防衛戦力の部隊をロシア領クルスク州およびベルゴロド州から追い出そうともしているという。
また、ウクライナ防衛戦力は、北スロボダ方面での防衛作戦を継続しており、スーミ州国境隣接地域での敵の襲撃の試みを撃退していると書かれている。
参謀本部は、同方面とクルスク方面における防衛戦力の行動により、ロシア軍約5万人の部隊を拘束し、ポクロウシク方面やノヴォパウリウカ方面などの他の激戦方面への増援を阻止していると指摘した。
写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム