
ゼレンシキー宇大統領、ロシアとの新たな捕虜交換実施を報告
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ロシアとの間で新たな捕虜交換が行われたと報告した。
ゼレンシキー大統領がXアカウントで伝えた。
写真:ゼレンシキー大統領、捕虜待遇問題調整本部
ゼレンシキー氏は、「今日ロシアの拘束から帰還する大半の戦士たちは、2年以上そこにいた者たちだ。彼らはようやく家へ帰れた」と書き込んだ。
また同氏は、彼らはマリウポリ、ドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州、ハルキウ州、チェルニヒウ州の防衛者だとし、所属は軍、国家警護隊、国境警備隊だと伝えた。
同氏はそして、「私たちの人々を取り戻している全ての人に感謝している。私たちは、皆を取り戻すまで交換が今後も続くよう、作業している。ウクライナに栄光あれ!」と強調した。
捕虜待遇問題調整本部は、テレグラム・チャンネルにて、今回の交換は「重傷・重病」カテゴリーの捕虜を対象にしたものだと説明した。
同本部は、帰還したのは、海軍、陸軍、領土防衛部隊、空挺強襲軍、無人システム部隊、国境警備隊、国家警護隊に属す者たちだと伝えた。
今回の解放は、兵士と軍曹の階級に属す者たちが対象だという。また、2022年から拘束されていたマリウポリの防衛者たちが含まれていると書かれている。
本日解放された者たちは全員、負傷しているか、てんかん、高血圧、虚血性心疾患、視覚障害、運動器疾患、ヘルニア、慢性消化器疾患といった重い病状を抱えているという。多くの者は体重減少も確認されているという。
帰還した者たちは、必要な検査と治療、リハビリを受けるため、医療施設に搬送されるとのこと。
さらに、イスタンブルでの合意に従う交換プロセスは継続しているとし、解放された者の正確な数は、全ての交換が終了してから発表されると説明されている。