
ウクライナの町の破壊と犠牲 ロシア軍による複合攻撃の被害
ウクルインフォルムのフォトグラファーたちは、着弾現場で撮影を行い、ロシアのさらなる空撃の被害を記録している。
キーウでは、複数地区にわたり27地点で攻撃の被害が見られた。その中には、集合住宅、教育施設、重要インフラ施設が含まれる。


暫定情報で、死者は15人、負傷者は114人で、内68人が病院へ搬送されている。
市内ソロムヤンシキー地区では、ミサイル着弾により9階建ての集合住宅の一角が崩落した。構造物崩壊のおそれがあるという。瓦礫の下に人が残っている可能性がある。自動車が8台破壊され、4台が中庭で炎上した。






また、5階建て集合住宅と自動車整備場も炎上。
キーウ市内ダルニツィキー地区では、着弾で火災が発生。建物が破損し、幼稚園の窓が割れた。集合住宅の上部の階が破壊された。ここでは3名の死者が出ている。



市内シェウチェンキウシキー地区では、集合住宅の上部の階と非住居型建物で火災が発生した。

さらに、市内のドニプロウシキー地区、ポジリシキー地区、オボロンシキー地区、スヴャトシンシキー地区で損傷が確認されている。
消火活動と捜索救助活動が続いている。




キーウ市は、翌18日を今回の攻撃で亡くなった犠牲者を追悼する日とすると告知している。
また、17日朝、ロシア軍はウクライナ南部のオデーサも自爆型無人機で攻撃し、歴史地区の住宅、幼稚園、インクルーシヴ・センターが破壊された。さらに、市内で最も歴史の長い市立感染症病院も破損した。






オデーサでは、60歳の女性が亡くなった他、少なくとも17名が負傷。その中には妊婦1名と17歳の女性1名が含まれる。
敵の攻撃で生じた被害の除去作業が続いている。現場ではあらゆる当局が活動し、法執行機関職員がロシアテロリストの民間人に対する新たな犯罪を記録している。