ロシア軍、キーウを無人機で攻撃 市民2名負傷
ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、16日未明同国首都キーウを自爆型無人機で攻撃した。現在までに負傷者が2名出たことが判明している。
クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた。
クリチコ氏は、「未明の敵の攻撃により、首都では2名が負傷した。1名は病院にいる。夜間に医療班が病院へ運んだ女性は、現在は通院治療となっている」と伝えた。
また、トカチェンコ・キーウ市軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の自爆型無人機の1機がドニプロウシキー地区のルサニウシキー・サディの民間部門に落下し、落下地点に穴ができたと伝えた。同地点では、激しい損傷や犠牲者は出なかったという。
その他、ダルニツィキー地区の商業施設が破損。また、ドニプロウシキー地区はじめ、複数地点で無人機の破片が落下したことが確認されていると報告されている。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は15日21時以降自爆型無人機あるいは自爆型に似せた模倣機を計138機ウクライナに対して発射してきたと報告した。発射地点は、ブリャンスク、クルスク、オリョール、シャタロヴォで、主な攻撃対象は、ドネツィク州だったという。
これに対して、16日8時の時点で84機の無人機が撃墜、41機が飛行中に消失/電子戦機器の影響で飛行を停止したと報告されている。

着弾は10か所で、撃墜された破片の落下は8か所で確認されているとのこと。