
ウクライナとロシア、若年・負傷・重病捕虜の交換を開始
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、ロシアとの間で負傷・重病者や25歳未満といった特定のカテゴリーの捕虜の交換が始まったとし、このプロセスは今後数日間にわたって続いていくと報告した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私たちの人々が帰還した。ウクライナ人がロシアの拘束から帰還している。今日、交換が始まり、それは今後数日間、複数の段階で続いていく。現在帰還させている者のカテゴリーには、負傷者、重病者、それから25歳未満の者が含まれる」と書き込んだ。
また同氏は、プロセスは「かなり複雑で、多くの機微な詳細があり、交渉はほぼ毎日続いている」と指摘した。

写真:ゼレンシキー宇大統領(テレグラム)
同氏は加えて、「イスタンブル会合の際に達した人道問題の合意が完全に実現されることを期待している。私たちは、全員を取り戻すために最大限のことを行っている。そのためにあらゆるレベルで作業している」と強調した。そして同氏は、「拘束されている一人一人を帰還させねばならない」と書き込み、支援してくれている人々に謝意を伝えた。
動画:ルビネツ最高会議(国会)人権問題全権(テレグラム)
これに先立ち、6月2日、イスタンブルで開催された2回目ウクライナ・ロシア代表団交渉の際に、両国は、重傷・重病者と若年者という2つのカテゴリーの捕虜を「全員対全員」のフォーマットで交換することに合意していた。