
ウクライナ防衛戦力、露領の飛行場2か所と燃料貯蔵所を攻撃
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントで報告した。
報告には、「大規模な敵の攻撃に先立ち、敵の航空機が拠点を置く飛行場やその他の重要な軍事施設が攻撃を受けた」と書かれている。
参謀本部は、6月6日未明、ウクライナ保安庁(SBU)の作戦後もロシア軍機が集まっているサラトフ州のエンゲルス飛行場に対して攻撃を実施したと伝えている。
また、リャザン州のジャギレヴォ飛行場も攻撃にも攻撃が実施されたとある。同飛行場には、ウクライナ領土へのミサイル攻撃を確保するために使用される空中給油機や護衛機が配備されており、さらに、敵の戦略爆撃機もジャギレヴォから出撃していると説明されている。
そして参謀本部は、「サラトフ州では、少なくとも3つの燃料貯蔵庫への複数の着弾、その後の大規模な火災の発生が確認された。占領者の緊急当局は鎮火することができず、かなりの煙が観測されている。標的付近では数十回の爆発が確認された。攻撃成果は現在確認中」と伝えている。
また報告には、ジャギレヴォ飛行場に対しても攻撃が成功したとある。リャザン州ではロシアの防空システムの作動が確認され、標的付近で火災の情報があるとのこと。
その他、無人システム部隊は、テレグラム・チャンネルにて、飛行場「エンゲリス2」の攻撃の際、隣接する燃料貯蔵所にも攻撃が行われたと伝えた。
発表には、「6月6日未明、無人システム部隊の操縦士は、情報総局やその他防衛戦力との連携で、ロシア領サラトフ州軍事飛行場『エンゲリス2』と隣接する『コンビナート・クリスタル』貯油施設へと遠距離攻撃を実施した」と書かれている。
目標のある地区では、15〜20回の爆発が確認されたという。
同部隊は、テレグラムで公開されている写真屋動画により、「クリスタル」敷地内の少なくとも3つの燃料貯蔵タンクへの複数の命中が確認されたと伝えている。これにより、大規模な火災が発生し、ロシアの緊急当局は鎮火ができていないという。また、飛行場の活動を確保する要素もダメージを受けているとのこと。被害は確認中だという。
同部隊は、「コンビナート・クリスタル」は、戦略爆撃機用飛行場「エンゲリス2」に対して、燃料などの石油製品を保管する基地として使用されている戦略的施設だと指摘している。この施設に対する攻撃は、2025年に入ってからすでに3回目の成功だという。