ウクライナ海軍報道官、ケルチ橋支柱爆破作戦の特徴を指摘
ウクルインフォルム
ウクライナのプレテンチューク海軍報道官は3日、同日の保安庁(SBU)による、被占領下ウクライナ領クリミアとロシア領を違法に結ぶケルチ橋の支柱を爆破する作戦につき、ロシア側が最大限の防護手段を講じていた中で実現されたものだとコメントした。
プレテンチューク報道官がラジオ・スヴォボーダの番組への出演時に発言した。
プレテンチューク氏は、「この作戦の特徴は、その橋が最大限、あらゆる可能な工作対策手段と関連部隊で守られていたことにもある。私たちは今、海軍部隊や防空部隊については言及していない。この橋を陸で防衛しているのは、少なくともロシア親衛隊、連邦保安庁、国境警備隊だ。橋を常に煙幕で覆っている科学部隊については、言うまでもなかろう」と指摘した。
そして同氏は、SBUの成果は、その作戦の技術面にもあるとし、監視カメラとライブセキュリティネットワークにアクセスできていたことを指摘した。
同氏はさらに、「そこで何が起きたのかを実質的にオンラインで観察している。その爆発の動画が存在するという事実辞退が、多くのことを物語っている。それは、システムのハッキングか、そこに中継手段があるかである」と発言した。
加えて同氏は、潜水に関係することの経験がある人なら誰でも、今回の作戦の実現がどれだけ困難か評価できるだろうと指摘した。
その他同氏は、「直接的な、そこの機密保持の水準や、(編集注:作戦に関する)情報漏洩がなかったことなどは、言うまでもない」と補足した。
これに先立ち、SBUは3日、ケルチ橋に対して3度目の攻撃を実施したとし、海底の橋の支柱部分が激しく損傷したと発表していた。