ウクライナ保安庁、ロシア領内の4つの飛行場を同時に攻撃 40機以上の軍用機に被害
SBU関係者がウクルインフォルムに伝えた。
関係者は、「SBUは本日、ロシア連邦の4つの軍事飛行場を同時に対して活動した。私たちの情報源が伝えるところでは、現在飛行場『ベーラヤ』『ジャギレヴォ』『オレニヤ』『イヴァノヴォ』で航空機が燃えている。マリュク(編集注:SBU長官)のおかげで、ロシアは今、『非軍事化』の本当の意味を理解した」と伝えた。
今回の特殊作戦の名前は「パヴティーナ(蜘蛛の巣)」。同作戦によりロシアの41機の戦術航空機に被害を加えたという。現時点では、ウクライナの町々を毎晩攻撃してきた「A-50」「Tu95」「Tu22M3」などに被害をもたらしたという。
関係者は、作戦の進行は最高司令官であるゼレンシキー大統領が自ら指揮し、作戦の構想を実行に移したのはマリュクSBU長官とSBUチームだと述べた。
また関係者は、この作戦はロジスティックの面で極めて困難だったと指摘している。SBUは、まずFPV無人機をロシア領内に送り込み、その後モバイル型の木造ハウスもロシアに送り込んだという。その後、ロシア領内で無人機はこれらの小型の建物の屋根の下に隠され、そのままトラックに積まれて運ばれたという。そして、適切なタイミングでその屋根が遠隔で開封され、そこから無人機が飛び立ち、ロシアの爆撃機を攻撃したのだという。
軍用飛行場への攻撃に向けて、それら無人機が準備されたかを示す写真も入手している。





SBUの関係者は、この歴史的な特殊作戦に関わった人々はすでに全員ウクライナ国内に戻ってきており、仮にこれからプーチン政権が誰かを「見せしめ」に拘束したとしても、それは国内向けの演出にすぎないと指摘した。
動画:SBU
暫定でのロシア航空機の被害総額は、20億ドルを超えるとのこと。