
ロシアは次の攻勢のために前線に戦力を集結=米関係者
ウクルインフォルム
米国の高官は、ロシアはウクライナ領をさらに制圧するための攻勢を行うために前線に戦力を集結させていると発言した。
CNNが米高官2名の発言を元に報じた。
1人目の関係者は、ロシア司令部は「大規模戦力を構築したがっている」とし、あり得る攻勢はウクライナ東部でより多くの領土を奪うことに焦点を当てたものだろうと指摘した。
2人目は、「プーチンは奪える領土はどんなものでも奪おうとするし、キーウ周辺ですらだ」とし、「ロシア人は得られるものを得るために全力を尽くしていくだろう」と発言した。
CNNは、ロシア側の準備は、ウクライナが戦場での著しい兵員不足に悩まされている時に進められていると指摘している。同時に、ロシアもまた、必要な戦力を集結させるのに課題を抱えているという。
米国は、ウクライナ東部でも露クルスク州でも、ウクライナの無人機と地雷原の効果的な利用が兵力数で優位なロシアの進軍を抑えていると評価しており、クルスク州ではウクライナ軍がまだ陣地を維持しているという。
さらに、1人目の高官は、インタビューの際に、戦闘で自国軍人を数千人失った北朝鮮が現在、対ウクライナ戦争のために大幅に兵員数を増やすことができるという兆候は全くないと指摘した。
他方で、すでに数週間、米国の評価では、ロシアの軍事目標はほとんど変化しておらず、より多くのウクライナ領を制圧しようという意図も維持されたままだという。トランプ政権が30日間停戦を始めて、実質的な和平交渉の開始を呼びかけているにもかかわらず、だという。
CNNは、以前から、ロシアが大量の兵士や装備を前線から数十キロメートル後方の陣地に配置している様子をウクライナ軍が数週間にわたって確認していると報じていたと喚起した。その情報は、ウクライナとロシアの政権交換がトルコでのあり得る会談へ向けて準備している時に現れたという。