中国人捕虜、ロシアは中国以外の外国人も軍に採用していると発言
ウクルインフォルム
ロシア軍に加わり、4月にウクライナ東部ドネツィク州でウクライナ側に拘束され捕虜となった中国国籍の王広軍(ワン・グアンジュン)氏は14日、ロシア軍の軍への志願所にて、約20人ほどの外国人を見かけたと発言した。
王氏がウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。なお、記者会見時には、主催した保安庁(SBU)関係者が今回の記者会見は両名の同意を得て開催するものだと説明した。
王氏は、「その場所には、私以外に約20人が(編集注:ロシア軍に)登録するために来ていた。彼らは様々な民族だった。おそらくは、カザフスタンのような中央アジアだ。その他の国は、大まかなことしか言えない。ガーナとかアラブ諸国とか。もしかしたらイラクからかもしれない」と発言した。
また王氏は、中国でも給料は10万〜13万ルーブルぐらいなので、ロシアがウクライナとの戦争に参加して払うことを提案した20万〜25万ルーブルという額はかなり魅力的に思えたと述べた。
同時に同氏は、中国国民にロシアを信じないように呼びかけ、「私たちがロシア人から聞いたことは全部嘘だった。同郷人には、ロシア人を信じないよう呼びかける。なぜなら、ロシアは思われているほど強くないし、ウクライナは思われているほど弱くないからだ。そのため、戦争には全く参加しない方が良い」と発言した。
中国人捕虜のウクルインフォルムでの記者会見 写真:ヴォロディーミル・タラソウ