今後数か月ロシア軍はウクライナの複数方面で進軍を試みるだろう=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ロシア軍はザポリッジャ方面、ハルキウ方面、スーミ方面及びウクライナ東部で進軍を試みるだろうと発言した。
フィンランドを訪問しているゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。
ゼレンシキー大統領は、「プーチンは複数の進軍を実行したがっている。既述のとおり、ザポリッジャ方面と、東部では継続で、それからハルキウ方面、スーミ方面だ。彼はそれを試みるだろう。何のためか? ウクライナに最大限圧力をかけるためだ。いつ行われるか? 信じて欲しいが、彼はそれを今後数か月にわたって行っていく」と発言した。
同氏はまた、プーチンはロシア軍がウクライナ領に最大限奥深く入り込むことを望んでいると指摘した。
その際同氏は、「彼にとっては、自分の人間が何人死のうがどうでも良いのだ。それについてはこれ以上言わなくても良かろう。つまり、彼にとっては人の価値は存在しないのだ。彼は北朝鮮人やイランからの友人、シャヘドと一緒に、私たちの領土に最大限深く入り込みたがっている。理由は、あるタイミングで、ウクライナに対して、最後通牒的なメッセージで停戦に向かうためだ。そのためである。より良い状況で、ウクライナに、私たちの人々に、直接私に対して最大限の圧力が生じるようにだ。それが事実だ。彼はそれをこそ求めている」と発言した。
その上でゼレンシキー氏は、現在は「米国の力、原則、自分たちが持つものによって立つこと、彼に圧力をかけること」が必要だと強調した。