ウクライナ東部でロシア軍の航空目標墜落
公共放送「ススピーリネ・ドンバス」がホルブノウ・コスチャンティニウカ市軍行政府長官の発言を伝えた。
同氏は、「防衛戦力によって敵の航空機が撃墜された。破片は部分的にコスチャンティニウカ市周辺に落下。破片はまた民間部門にも落ちて、いくつかの民家が破損した。本件にて死者や負傷者は出ていない」と伝えた。
コヴァレンコ国家安全保障国防会議(NSDC)偽情報対策センター長は、テレグラム・チャンネルで、当初、ウクライナ軍がロシア軍の「Su34」を撃墜したと伝えていたが、その後、撃墜されたのはもしかしたら無人機「S70 オホートニク」かもしれない、破片の分析の後に判明するだろうと追加で報告した。
また、軍事ポータルサイト「ディフェンス・エクスプレス」によれば、同無人機「S70 オホートニク」の特徴として、胴体長14メートル、翼幅19メートルの超大型機で、離陸重量は25トンだという。
コヴァレンコ偽情報センター長はさらに、15時5分の投稿で、この無人機は2009年から開発されてきたもので、現時点で3機が完成しており、3機が開発中だと伝えた。
その他、軍事情報サイト「ミリタルニー」は、ウクライナのボランティア活動家ステルネンコ氏が、この大型無人機の破片の写真を公開したと伝えた。
ミリタルニーは、墜落前の動画を公開しつつ、上空で同機が空対空ミサイルで攻撃される様子が写っており、新型無人機「S70」がコントロールを失ったために、ロシアの戦闘機に撃墜されたのかもしれないと指摘している。
その他、フィラシュキン・ドネツィク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、「コスチャンティニウカ共同体に航空機が墜落した。破片落下の民間部門への落下により火災が発生、民家が破損。航空機の種類と墜落の詳細については調査中である。現場では法執行機関と国家非常事態庁職員が活動している」と伝えた。
訂正(10月5日21時51分):Su70→S70