「プーチンにはウクライナで勝つ手段がない。ロシアは負ける」=元米ウクライナ問題特別代表

「プーチンにはウクライナで勝つ手段がない。ロシアは負ける」=元米ウクライナ問題特別代表

ウクルインフォルム
ヴォルカー元米国務省ウクライナ問題特別代表は、ロシア・ウクライナ戦争の唯一の終結の形はロシア連邦の完敗であるとの見方を示した。

ヴォルカー氏がイタリアのLRTへのインタビュー時に発言した

ヴォルカー氏は、プーチン露大統領に紛争の平和的解決の準備はなく、よってウクライナとロシアの間の協議に展望を見ていないと発言した。同氏は、「私は、プーチンはウクライナにていくつかの軍事的目的を据えていたと見ているが、彼はそれを達成できない。それでも、彼は、いよいよ必死になってその目的を達成したがっている。彼はその目的にコミットしており、彼が引き下がることはない。しかし、その戦争が終わり得る唯一の可能性は、ロシアの敗北である。彼(プーチン氏)は、勝利するための手段を持たない。彼らは負けるし、私は、それがロシア国内でも彼にとっての結果をもたらすと思う。彼はそのことを知っているのであり、だからこそ彼は非常に苦しい状況である。この段階では、いかなる協議の展望も全くない」と発言した。

ヴォルカー氏はまた、ロシアのウクライナ国内民間インフラへの攻撃は、ロシアの弱さを証明するものだと指摘した。同氏は、ロシアには侵攻のためのリソースがなくなっているだけでなく、これまでに奪った領土を維持する能力もなくなっていっているとの見方を示した。

そして同氏は、「これは紛争の最後の舞台だ。それは少し時間がかかる。今年には戦争は終わらない。しかし、第一に、私たちが見ているウクライナの町々への無人機攻撃と空爆は、ロシアの弱さの証である。彼らは戦場での進軍の機会を有していない。彼らは、新しい領土を制圧することができない。彼らは、彼らが得た領土を維持することすらできない。(中略)彼らには、自分の武器もないから、イランへ無人機を獲得しに行っているし、北朝鮮へミサイルの提供をねだりに行っているし、ベラルーシへ行き弾薬庫から弾薬を得ているのだ」と指摘した。

その他同氏は、ロシアは、動員方策によっても戦局を好転させることはできないと強調した。同氏は、「彼らは本当に枯渇してしまったのだ。彼らは、10万人以上失ったのでなければ、30万人も徴兵しようとはしなかっただろう。そして、彼らが雇った新しい兵士は、訓練されておらず、能力がなく、そこへ行きたいとも思っていない。よって、これらの必死な行動は、この戦争を続けようとしているプーチンの弱さを示しているわけだ」と発言した。

同時に同氏は、他方でウクライナ軍は、士気の面を含め、はるかに良い状態にあるとし、それが冬の到来の前に戦場でいくつかの戦果を達成することを可能にするだろうとの確信を示した。同氏は、「ウクライナ人は非常に士気が高いし、彼らは西側によって良い装備を得ている。彼らは、戦争期間を通じて自らの人員をケアしてきた。そのため、彼らはより良い状態にあり、彼らはロシア軍を追いやっている。私たちは、ヘルソン州にて彼らのさらなる成功についての報告を目にしており、彼らはおそらく、冬までにヘルソン市とヘルソン州のドニプロ川から西側を奪還するだろう」と指摘した。

その他、ロシアが核兵器を使う可能性については、ヴォルカー氏はそのようなシナリオの蓋然性は低いとの見方を示した。

同氏は、「私は、それが最も蓋然性の高いシナリオだとは思っていない。私の考えでは、それはプーチンの軍事目的を達成しない。もし放射線物質を使ったら、領土を制圧したり維持したりすることはできない。それは彼の戦力へも被害をもたらす。彼らにそれへの準備はない」と発言した。

同氏はまた、ロシアにとっての核兵器使用に対する抑制要因として、ウクライナの西側同盟国によるそのような攻撃に対する、高い可能性で行われる厳しい軍事的対応をあげた。同氏は、「彼ら(ロシア)は、もし彼らがそれ(核兵器使用)を実行したら、ロシア軍に対して、破滅的な軍事的対応がとられるだろうことを知っている。ジェイク・サリヴァン(米大統領)国家安全保障補佐官とイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長、米国の複数の軍事将校から明確な警告があった。そのため、私は、ロシア人は、もし彼らがそれを実行したら、ロシア軍の終わりになることを知っていると思っている」と発言した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用は検索システムに対してオープンである一方、ukrinform.jpへのハイパーリンクは第一段落より上部にすることを義務付けています。加えて、外国マスメディアの報道の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びキャリー元マスメディアのウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。オフライン・メディア、モバイル・アプリ、スマートTVでの引用・使用は、ウクルインフォルムからの書面上の許可を受け取った場合のみ認められます。「宣伝」と「PR」の印のついた記事、また、「発表」のページにある記事は、広告権にもとづいて発表されたものであり、その内容に関する責任は、宣伝主体が負っています。

© 2015-2023 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-