戦争の最終的転換点はドネツィクとルハンシクの陥落後に訪れる=ウクライナ政権関係者
ウクルインフォルム
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は9日、現在の戦争の最終的転換点はドネツィク市とルハンシク市の解放後に訪れるとの見方を伝えた。
ポドリャク氏が国営「自由家」局の番組出演時に発言した。
ポドリャク氏は、ハルキウ方面と南部でのウクライナ軍の反攻に言及しつつ、「現在起きているのは転換点ではない。現在起きているのは起こるべきだったものだ」「ウクライナは、どのように戦うか、クリミアを含め、どのように領土を解放するかを示す。それは複数の方面で戦略面、戦術面で完全に練られた方策となる」と発言した。
さらに同氏は、最終的な転換点が生じるのは、ロシアにとって2つの鍵となる町、ドネツィクとルハンシクの陥落後だと述べ、その転換点の後にロシア連邦から「根本的な転換」が起こることが明らかになると発言した。
同氏は、「その時に全てが終わるのだ。(そうなれば)もう私たちは戦争がいつ終わるか数学的に予想することができるようになる。それはクリミアの問題ではなく、ルハンシクとドネツィクの問題だ。それ(編集注:両市の陥落)は極めて重要だ。なぜなら、その2つの町がドンバス爆撃だとかについて話すのであり、その2都市の周りにロシア連邦のおかしな主体のその全てのレトリックが築き上げられたのだから」と発言した。