ロシア軍、宇東部ドネツィク州10の自治体を攻撃 死傷者あり=ウクライナ各地情勢

ロシア軍、宇東部ドネツィク州10の自治体を攻撃 死傷者あり=ウクライナ各地情勢

写真
ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略を続けるロシア連邦軍は、過去24時間でウクライナ東部ドネツィク州の10の自治体を攻撃、民間人に死傷者を出している。

24日、国家警察がフェイスブック・アカウントで報告した

発表には、「過去24時間、ロシア連邦は10の自治体を攻撃した。占領者は、民家、学校2軒、製粉所、送ガス管が損傷。民間人に死傷者が出ている」と伝えた(編集注:州軍行政府によれば、過去24時間で民間人3名が死亡)。

攻撃を受けたのは、アウジーウカ、トレツィク、コスチャンティニウカ、チャシウ・ヤル、ツクリネ、ピウニチネ、ライ=オレクサンドリウカ、コスチャンティニウカ、マルコヴェ、プリシブが攻撃されたという。

また、警察は、さらに233名の住民の避難を支援したと伝えた。

キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州コスチャンティニウカの第17学校の被害の写真を公開した。

キリレンコ氏は、ロシア軍は全面的侵略を始めてからドネツィク州の594軒の教育機関に損傷を加えたと伝えた。

南部ドニプロペトロウシク州のレズニチェンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が22日未明に同州のニコポリ地区、クリヴィー・リフ地区、シネリニコヴェ地区を攻撃したと報告した

レズニチェンコ氏は、「ニコポリは多連装ロケットシステム『グラート』と榴弾砲で夜間3回砲撃された。住宅街にロシアの砲弾が42弾飛来した。最新情報で、4名の恒例のニコポリ市民が負傷、内2名が病院へ搬送された」と書き込んだ。

同氏はまた、市内では建物が2軒全壊、約50軒が損傷、敵の砲弾はまた幼稚園、店、薬局、市場、裁判所、バスターミナルにも被害をもたらし、5軒の火災を起こしたと伝えた。

さらに、クリヴィー・リフ地区では、敵は多連装ロケットシステム「ウラガン」でゼレノドリシク共同体を砲撃。破壊と犠牲者は出ていないという。シネリニコヴェ地区では、ロシア軍はミサイルで攻撃したとあり、農業企業、学校、文化会館が破壊されたと報告された。

ルカシュク・ドニプロペトロウシク州議会議長は、テレグラム・チャンネルにて、同州ゼレノドリシク共同体へのウラガンによる砲撃の被害の写真を掲載した。

その他、各地軍行政府の22日8時時点の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。

スーミ州(北部):前日、ロシア軍はホチン共同体、ビロピッリャ共同体、ヴェリカ・ピサリウカ共同体、ヴェルフニャ・シロヴァトカ共同体を砲撃。犠牲者・破壊なし。ヴェルフニャ・シロヴァトカ共同体では、敵の無人機を撃墜。

ハルキウ州(東部):敵はハルキウ市を昨晩は多連装ロケットシステムで砲撃、本日未明はミサイルで攻撃した。民間セクターとインフラ施設が損傷。民間人2名が負傷。州内では、ロゾヴァ地区が砲撃された。破壊・犠牲者なし。今朝は、ボホドゥヒウ地区が砲撃された。民間人1名負傷。

ルハンシク州(東部):21日、ロシア軍は、ウクライナ軍の配置地点をミサイルで7回、榴弾砲と多連装ロケットシステムで11回攻撃、戦車を使って5回進軍を試みた。さらにロシア軍は、テロ的手法で民間・重要インフラへの攻撃を継続している。過去24時間だけで、ルハンシク州とドネツィク州の州境近くの3つの自治体への空爆が確認された。

ミコライウ州(南部):ミコライウ市では、本日3時砲撃が確認され、カフェで火災発生、また企業への着弾が判明している。最新情報では、犠牲者なし。昨晩、敵は、バシュタンカを砲撃、民間セクターへ着弾、2階建ての集合住宅の屋根と自動車が炎上した。また10軒の建物が損傷した。児童1名が軽傷。前日、シローケ共同体で砲撃あり。すでに破壊されている行政サービス提供センターと住宅に着弾あり。犠牲者なし。また、前日、インフレツ共同体ノヴォオレクサンドリウカにて砲撃あり。犠牲者なし。ベレズネフヴァテ共同体とその周辺自治体で砲撃継続。

ヘルソン州(南部):状況は引き続き緊迫。毎日多くの砲撃・爆発が確認されている。カリニウカ共同体、ヴェリカ・オレクサンドリウカ共同体、ヴィソコピッリャ共同体、ノヴォヴォロンツォウカ共同体、ノヴァ・カホウカ及び隣接の村にて危機的状況。これら自治体の住民は、多くの火災、インフラの破壊、建物の損傷を報告している。毎日、住民の拉致についての報告あり。教育関係者への圧力が増している。

この他、国境警備隊は、スーミ州、チェルニヒウ州、ハルキウ州におけるロシア領からの越境砲撃の事例を報告している。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用は検索システムに対してオープンである一方、ukrinform.jpへのハイパーリンクは第一段落より上部にすることを義務付けています。加えて、外国マスメディアの報道の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びキャリー元マスメディアのウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。オフライン・メディア、モバイル・アプリ、スマートTVでの引用・使用は、ウクルインフォルムからの書面上の許可を受け取った場合のみ認められます。「宣伝」と「PR」の印のついた記事、また、「発表」のページにある記事は、広告権にもとづいて発表されたものであり、その内容に関する責任は、宣伝主体が負っています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-