ロシアとの協議は同国がウクライナから撤退してはじめて可能となる=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ロシア連邦を信じてはならないのであり、ロシアとの協議は同国が軍を一時的に占領するウクライナ領から撤退させてはじめて可能になるとの見方を示した。
ゼレンシキー宇大統領がリヴィウを訪問したエルドアン・トルコ大統領とグテーレス国連事務総長との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「エルドアン大統領は、食糧イニシアティブがウクライナとロシアの将来の終戦合意の外交的窓となる可能性となったと発言した。私は、トルコ大統領に対して、ロシア連邦へ信頼はないという、自分の考えを述べた。私は、その窓にはロシアの武器があると考えており、彼らが何らかの平和への準備があるというのは非常に驚く。殺し、強姦し、毎日巡航ミサイルを私たちの平和な町、民間インフラに放っている人々が平和を求めることはできない。そのため、私は、まず彼らが私たちの領土を解放すべきだと思う」と発言した。
これに対して、エルドアン土大統領は記者会見時、トルコは終戦協議を再開するためのあらゆる必要なサポートを提供する準備があると発言した。
エルドアン氏は、「私たちは、国際社会に対して、外交的プロセスの再開への支持を示した。私は、戦争が交渉のテーブルにてようやく終結することを期待している。その点は、ゼレンシキー氏もグテーレス氏も同意している。あらゆることは、交渉のテーブルへの最短かつ最も公正な道を定めることにある」と発言した。
同氏はまた、イスタンブルで協議を再開することは可能だとし、「3月にイスタンブルで形成された基本をもとに、協議を再開することは可能だと思う。私たちは、その目的を達成するために、全てのタイプのサポートを与えるべく、あらためて仲介者の役割を担う準備がある」と発言した。