ロシア軍、ハルキウを夜間2回ミサイル攻撃 死者9名、負傷者31名
国家非常事態庁は、1回目のミサイル攻撃につき、「17日21時40分、国家非常事態庁にハルキウ市に敵の攻撃により3階建て住居施設にミサイルが着弾したとの通報が入った。23時38分、火災は抑え込まれた。部分的火災の鎮火と瓦礫の下からの人々の救出が続いている。7名が死亡、13名が負傷(内4名は国家非常事態庁の部隊が救出)」と報告した。
写真:国家非常事態庁・公共放送局
ゼレンシキー宇大統領は、このミサイル攻撃につき、フェイスブック・アカウントにて、「ハルキウのサルチウカ地区について耳にする時は、また痛みについてだ。ウクライナ全体を巡る痛み、ハルキウを巡る痛み。寮へのミサイル攻撃…。建物は木っ端微塵にされた。正確な死傷者数を確認している。一切正当化できない卑劣で冷笑的な民間人への攻撃であり、侵略者の無力を示すものだ。許さない。復讐しよう」と書き込んだ。
その後、テレホウ・ハルキウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が18日4時台にハルキウへのこの夜2回目となるミサイル攻撃があったと報告した。
テレホウ氏は、「4時32分に最初の、それから少なくとも4発のミサイル攻撃がハルキウにあった。飛来があったのは、スロビツィキー地区とホロドノヒルシキー地区だ。1か所ではミサイル着弾で火災が発生した。情報はまだ確認されている。爆発は5件以上あり、着弾の地理はもっと広いかもしれない」と書き込んだ。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、2回目のミサイル攻撃につき、「4時30分頃、敵がさらに8発のミサイルをベルゴロド市からハルキウ州に向けて放った。(中略)スロビツィキー地区では、ミサイルの1つが4階建ての寮に着弾した。建物は部分的に崩壊。現時点で、2名が死亡、18名が負傷、内2名は児童だ」と書き込んだ。
シニェフボウ氏はまた、ハルキウ州クラスノフラド市も18日4時頃に敵のミサイル攻撃を受けて、民間人2名が死亡、2名が負傷したと報告している。