ウクライナ東部クラマトルシクへの露軍ミサイル攻撃 住民3名死亡=各地情勢

ウクライナ東部クラマトルシクへの露軍ミサイル攻撃 住民3名死亡=各地情勢

写真・動画
ウクルインフォルム
12日、ロシア侵略軍によるウクライナ東部ドネツィク州クラマトルシクへのミサイル攻撃により、住民3名が死亡した。

キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官とホンチャレンコ・クラマトルシク市長がフェイスブック・アカウントにて報告した。

キリレンコ氏は、「クラマトルシクへのさらなる攻撃だ。2名の死亡、13名の負傷が確実にわかっている。砲撃により少なくとも20軒の建物が損傷、民間セクターに火災が発生した」と伝えた。

ホンチャレンコ氏はその後、クラマトルシク攻撃で負傷した女性が病院で死亡したと報告し、今回の攻撃による3人目の住民死者となると伝えた。

その他、各地軍行政府の13日8時時点の情報をまとめた報告書の概要は以下のとおり。

ドネツィク州(東部)その他:ロシア軍は13日未明、クラホヴェ(休暇施設)、トレツィク(住宅街)をミサイルで攻撃。12日は、アウジーウカ、バフムート、クラマトルシク、ペルヴォマイシケ、マルインカ、ハリツィニウカ、カルリウカ、ヤコウリウカを多連装ロケットシステム「グラート」「ウラガン」「スメルチ」で砲撃。過去24時間で、同州の民間人死者は5名、負傷者は35名(内2名が児童)。

ザポリッジャ州(南部):12日19時15分、ロシア軍はザポリッジャをミサイルで攻撃。5発のミサイルが放たれた。同市シェウチェンキウシキー地区のインフラが破壊され、火災が発生。住民が1名死亡、2名負傷。

スーミ州(北部):ロシア軍は、国境に隣接するユナキウカ共同体、ミコライウカ共同体、エスマン共同体、シャリヒネ共同体を砲撃。193の攻撃があった。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は再びニコポリ地区とクリヴィー・リフ地区を砲撃した。ニコポリでは、敵はグラートで砲撃、11軒の集合住宅、13軒の民家、幼稚園、送ガス管、電線が損傷。犠牲者なし。クリヴィー・リフ地区では、敵は、アポストロヴェ共同体とゼレノドリシク共同体を砲撃。破壊・損傷なし。

ハルキウ州(東部):ロシア軍は13日未明、ハルキウ市ノヴォバヴァルシキー地区をミサイル攻撃。衝撃波により、商業経済大学と地下水路が損傷。同日未明、ネミシュリャンシキー地区へのミサイル攻撃あり。ホテルが損傷、砲弾は芝生に着弾。建物の窓、路面電車6台、自動車5台が損傷。2名が緊急治療を受けた。ハルキウ州では、敵は、ハルキウ地区、ロゾヴァ地区、ボホドゥヒウ地区、チュフイウ地区を砲撃。民家、経済施設で火災発生。4名が入院(内1名は13歳児童)。

写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

ルハンシク州(東部):ロシア軍は、ウクライナ軍地点を火砲で砲撃、複数方面から同時襲撃を実施している。12日、敵は、リシチャンシク石油精製工場敷地とビロホリウカにて襲撃を試みたが、戦闘の結果撤退。またロシア軍は、ポパースナ方面からバフムート方面へと進軍しようとした。夜間、ミサイル3発、多連装ロケットシステム・榴弾砲4回、迫撃砲2回発射あり。ウクライナ軍は、敵の戦車進軍を2回撃退した。ルハンシク州の被占領地にて、ロシア軍が新たな強制動員の手段を取ろうとしている。

ミコライウ州(南部):ロシア軍は、ハリツィノヴェ村周辺を攻撃、犠牲者なし。ベレズネフヴァテ共同体自治体への砲撃継続。シローケ村内外へ砲撃継続。乾燥した草が炎上。犠牲者なし。

ヘルソン州(南部):州全域で戦闘・砲撃継続。ロシア侵略者の住民への物理的・心理的圧力以外に情報戦が行われている。プロパガンダテレビは、毎日いわゆる「住民投票」とロシアへの「統合」実施について話している。住民の拉致事例について新たな報告がある。以前はヘルソン市民が拉致されていたが、現在は、軍人が住民自宅を夜でも訪れるようになっている。州の教育施設のロシア人によるダッシュが続いている。ノヴァ・カホウカ高等専門学校が占拠された。

その他の州は相対的に平穏だった。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-