ロシアによる占領下ウクライナでの国籍付与は誰も決して認めない=EU大使
ウクルインフォルム
マーシカス駐ウクライナ欧州連合(EU)大使は26日、ロシアが占領するウクライナ南部にて「パスポータイゼーション」と呼ばれる住民への簡素手続きでのロシア国籍付与につき、そのような行動は誰も認めないとコメントした。
マーシカスEU大使がツイッター・アカウントにてコメントした。
大使は、「ロシア占領軍はヘルソン州にてあらゆる支持が不足していることから『住民投票』のアイデアを断念せざるを得なくなった。彼らはどうして計画した『パスポータイゼーション』の方が受け入れやすいと思っているのだろうか。いずれにせよ、誰もそのような行動は決して認めない」と書き込んだ。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン大統領は25日、ロシアが今年2月24日以降に占領したウクライナ南部のヘルソン州とザポリッジャ州の住民に対して、ロシア国籍を簡素手続きで付与できるようにする大統領令に署名していた。
25日には、ウクライナ外務省も、ロシアによる「パスポータイゼーション」に抗議する声明を発出し、国際社会に対して対露制裁の強化を呼びかけている。