ウクライナは戦争の長期化局面に差し掛かっている=レズニコウ宇国防相

ウクライナは戦争の長期化局面に差し掛かっている=レズニコウ宇国防相

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ウクライナのレズニコウ国防相は13日、ウクライナはロシアに目的の規模を低めさせたとしつつ、同時に戦争の長期化局面に差し掛かっているとの見方を示した。

レズニコウ宇国防相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

レズニコウ氏は、「ロシアは5月9日までに戦略的な敗北を喫した。軍事侵攻にてウクライナ国家を崩壊させられず、ロシア傀儡政権を打ち立てられなかった。私たちは、同国にその目的を規模を作戦戦術レベルにまで低めさせた。同戦争に勝つためには、リソースの計画をていねいに行い、過失を回避し、敵がいずれ耐えられなくなるように、兵力をデザインしなければならない」と書き込んだ。

また同氏は、ロシアは2月24日の全面的侵攻後にウクライナが数日で降伏することを予定していたとし、西側でもそう思っていた人は多くいたと指摘し、さらにロシアは数週間で、ウクライナに新しい「ロシア的秩序」を確立することを期待していたと述べた。

同時に同氏は、しかし、ウクライナの防衛者、ウクライナ全国民が抵抗を加え、その計画を破綻させたのだとし、「彼らはジトーミル州、キーウ州、チェルニヒウ州、スーミ州から逃げ出し、ウクライナの南部と東部の制圧という新たな目的を定めた。しかし、それも実現していない。私たちの戦士の大規模な勇敢さ、ウクライナ人の団結力、国際的サポートのおかげで、ウクライナは耐え抜いたのだ」と強調した。

同氏はまた、マリウポリを防衛する、海兵、国家警護隊隊員、特にアゾフ連隊、マリウポリ領土防衛部隊、国境警備隊、警察官、情報職員、保安庁職員たちが、時間稼ぎをしてくれたおかげで、多くの人の命を救うことができたと伝えた。

また、東部の統一部隊作戦圏の防衛勢力や、ハルキウ州、ザポリッジャ州、ヘルソン州、ミコライウ州の部隊が敵の侵攻を食い止めていると伝えた。同氏は、イジューム、ポパースナ、ルビージュネ、アウジーウカ、マルインカなどは、真の英雄都市だと強調した。

その他同氏は、(ザポリッジャ州)メリトポリとヘルソン州州都ヘルソンなどでの抵抗運動もまた共通の勝利への重要な貢献だと指摘した。

加えてレズニコウ氏は、国際レベルでは、地殻変動が起きているとし、それはウクライナ側がどのような武器が必要か、NATO加盟国が使っている航空機、火砲、戦車、装甲機材などにつき体系的な説明をしてきたおかげで生じているものだと書き込んだ。

そして、「1か月間でウクライナは防衛分野の統合の道を通り抜けた。それは過去30年間克服できなかったものだ。私たちはもうパートナーから重火器を得ている。特に、米国の155ミリ口径榴弾砲M777がすでに前線で用いられている。3か月前には、考えられなかったことだ」と強調した。

写真:大統領府


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