マリウポリ製鉄工場から子供、女性、高齢者全員の避難完了=ウクライナ副首相
ウクルインフォルム
ウクライナのヴェレシチューク副首相は7日、ロシアが制圧を進めるウクライナ東部マリウポリの製鉄工場「アゾフスタリ」から、全ての子供、女性、高齢者を避難させたと発表した。
ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相がテレグラム・チャンネルに書き込んだ。
ヴェレシチューク氏は、「大統領の命令は遂行された。全ての女性、子供、高齢者がアゾフスタリから避難させられた。マリウポリ人道作戦のその部分は完了した」と書き込んだ。
これに先立ち、6日、アゾフスタリから50名が避難させられたことが発表されていた。同時に、アゾフスタリの停戦の時間帯に、ロシア軍は対戦車ミサイルシステムを使い、民間人のいる方向へ向かっていた車両を破壊、その結果、1名の兵が死亡、6名が負傷していた。
7日、アンドリュシチェンコ・マリウポリ市長顧問は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍はアゾフスタリから373名を「追放」し、現在、彼らはベズイメンネ(編集注:ロシア占領下)の「フィルター・キャンプ」にいると書き込んでいた。