ロシアは自らの定義の上ではすでにウクライナの戦争に敗北=米ホワイトハウス
ウクルインフォルム
米ホワイトハウスは、ロシア政権はウクライナへの全面的侵攻開始の前に据えた自らの目的をいずれも達成できなかったのであり、自らの勝利の定義の観点では同国はすでに敗北していると指摘した。
サキ・ホワイトハウス報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
サキ氏は、「ロシアの人々が自分たちのためにそれ(勝利)をどのように定義していたかを指摘し、そこから視点を逸らさないことが重要である。自らの定義に従えば、彼らはすでに敗北したのである」と発言した。
同氏はまた、クレムリンはウクライナの北部を含めた大部分を制圧することを計画していたが、実現できなかったとし、「プーチン大統領はキーウの通りで行進できない。彼らはその国の領土一体性も主権も得ていない。彼らはNATOも分断できていない」と強調した。
さらに同氏は、現時点で米国は、ウクライナの戦場へ武器を送ったり、ウクライナ側の様々な需要を満たしたりすることにより同国の交渉のテーブルでの立場を強めるために努力していると指摘した。
なお、4日、バイデン米大統領は、米国は新たな対露制裁を発動することを排除しておらず、G7の国々とその問題について協議する予定だと発言していた。