ポーランド大統領、ハンガリー首相の露宇戦争に対する姿勢につき「理解しがたい」
ウクルインフォルム
ポーランドのドゥダ大統領は、オルバーン・ハンガリー首相のロシア・ウクライナ戦争に対する姿勢は「理解しがたい」と発言した。
ドゥダ大統領がポーランドのTVN24局へのインタビュー時に発言した。
ドゥダ氏は、「現時点で、ウクライナにおけるロシアの侵略の前で、ロシア軍によりウクライナで何千人も民間人が死に、住宅への爆撃があり、集合住宅が破壊され、国際法に認められる犯罪が行われる中で、私にはそのような(編集注:オルバーン・ハンガリー首相の)姿勢は理解しがたい」と発言した。
ドゥダ氏はまた、オルバーン氏は「非常に複雑な状況にある」としつつ、しかしオルバーン氏の政策はハンガリーにとって非常に高くつくだろうと指摘した。同氏は、「彼は、ハンガリーをほぼ完全にロシアに依存させたのだろうか。(中略)彼らにはハンガリーのために電力を作っている原子力発電所があり、数年前、彼らはロシアの機構との間でその発電所を近代化するための契約を締結した。そのためその依存は甚大なのだ」と発言した。
続けて同氏は、ロシアへのエネルギー依存は欧州連合(EU)の多くの国にとっての問題であり、そのため燃料・エネルギー源の購入への制裁発動ができなかったのだと指摘しつつ、しかし、ハンガリーと異なり、他の国々はウクライナに武器を供与しているのであり、だからこそハンガリーの立場は理解しがたいのだと発言した。