米はウクライナに軍を派遣しないが、他のNATO加盟国は派遣を決定するかもしれない=米国連大使
ウクルインフォルム
バイデン米大統領は、24日にブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)首脳会談に出席する。同会談では、ポーランドによるウクライナへの平和維持軍展開案が協議される。
20日、米国連代表部広報室がトマス=グリーンフィールド米国連大使の発言を伝えた。
グリーンフィールド大使は、米国は自国軍をウクライナに送るつもりはないが、NATO同盟国への攻撃があった際には、それらの国への防衛をサポートすると述べた。
加えて同大使は、ポーランドによる平和維持軍のウクライナへの展開案につき、「私は、NATO会議にてどのような決定が採択されるのか、ポーランドの提案にNATOがどのように反応するのか、予見することはできない。私が言えることは、現時点でウクライナに米軍は入らないということだ。大統領はそのことを明確に述べた。NATOのその他の国は、彼らは軍をウクライナ国内に送りたいと決定するかもしれない。それは、彼らが採択すべき決定となる」と発言した。
なお、バイデン米大統領は、24日のブリュッセルにおける緊急NATO首脳会談後に、25日ポーランド首都ワルシャワを訪問し、ドゥダ・ポーランド大統領と会談する。
ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。