ロシア軍、マリウポリ市民から身分証明書奪い、ロシアへ強制移送=市議会
ウクルインフォルム
ロシア軍により包囲が続く、ウクライナ東部マリウポリの市議会は、同市の左岸地区の住民の一部がウクライナの国籍証明書を奪われた上で、ロシアへと強制移送されていると伝えた。
20日、マリウポリ市議会がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、「ロシア占領軍は、ウクライナマリウポリの住民を無理矢理ロシアへあるいは一時的被占領下ドネツィク・ルハンシク両州一部地域へと移送している。8時時点で、マリウポリ左岸地区アゾフスタリ通りとウクライナ・コサック社会通りの住民が違法に敵の領土へと追放されたとの情報がある」と書かれている。
市議会は、ロシアに無理矢理移送された人々からはウクライナの身分証明書が剥奪され、代わりに紙切れが配られているが、それは法的には何の意味も持たないものだと指摘した。
また市議会は、ロシア占領軍は、ファシスト的手段を利用し続け、マリウポリ市民を拉致していると伝えた。