ロシアが大量破壊兵器をウクライナで使った場合、NATOは真剣に対応を考えるべき=ドゥダ・ポーランド大統領

ロシアが大量破壊兵器をウクライナで使った場合、NATOは真剣に対応を考えるべき=ドゥダ・ポーランド大統領

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ポーランドのドゥダ大統領は、ロシアがウクライナで化学・生物兵器あるいはその他の大量破壊兵器を用いた場合、それは状況を一変させる「ゲームチェンジャー」となるのであり、その場合、北大西洋条約機構(NATO)が真剣に対応を考えるべきだとの考えを示した。

ドゥダ大統領がBBCへのインタビュー時に発言した。ポーランド大統領府がテキストを掲載した

ドゥダ氏は、「もちろん、誰もが、彼(編集注:プーチン露大統領)が踏み切らないこと、大量破壊兵器、化学兵器も生物兵器も、むろんいかなる核兵器も使わないことを期待している。しかしながら、彼が何らかの大量破壊兵器を使用すれば、それは本件における独自のゲームチェンジャーとなるのであり、言うまでもなく、NATOと、米国を筆頭とするその首脳たちは、共に席について、本当に極めて真剣に、その状況で何をすべきかにつき考えなければならなくなる」と発言した。

同氏は、その点で状況は欧州にとってのみならず、世界中にとって危険となっていると指摘した。

その他、ウクライナへの戦闘機MiG-29供与の可能性について、ドゥダ氏は、その問題は、一国のレベルで決定するにはあまりに難しい問題だとコメントし、NATOのレベルで決めるべき、非常に深刻な決定を要するものだと発言した。

同氏はまた、ゼレンシキー・ウクライナ大統領とは毎日話しているとし、ゼレンシキー氏からは、ウクライナ軍の士気は非常に高いと聞いていると発言した。ドゥダ氏は、「彼らは、自らの祖国を、自らの家を守っているという感覚、ひどい不誠実な侵攻を受けたという感覚を有している」と強調した。

これに先立ち、8日、ポーランド政権は、自国の戦闘機MiG-29全機を米国に譲渡する用意があると発表していた。これを受け、これら戦闘機が米国を通じてウクライナに供与される可能性への期待が生じたが、バイデン政権はその直後、米国によるこれら戦闘機の引き渡し可能性を否定した。

12日、米ワシントン・ポスト紙は、MiG-29をウクライナ軍に供与するという提案が実現しなかった後、米国は、欧州との間で、強力な防空システムをウクライナに供与するための作業を行っていると報じている


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