ウクライナ参謀本部、12日0時時点の各地戦況を報告
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントにて発表した。
参謀本部は、3月11日24時(12日0時)時点で、敵は対ウクライナ侵攻作戦を継続し続けていると指摘。
また、ロシア軍がベラルーシ領のコパニ、ブフリチ、ヴェルフニ・ツェラビャジョウを攻撃、被害者は出ていないと発表した。参謀本部は、そのベラルーシ領への攻撃は、対ウクライナ戦争においてベラルーシをロシア側で参戦させる目的があったと指摘している。
各地の戦況評価は以下のとおり。
ポリッシャ地方:ロシア軍の侵攻作戦見られず。
敵は、キーウ州ポリシケ、クハリ、ボロジャンカ、アンドリーウカ、モティジン、ホレニチ、ブチャ、デミジウでラインを維持。特に、敵は、戦闘能力の回復と部隊再編を実施。
シーヴェル方面(北部):敵は、ザジムヤとヴィシェニキの方面で侵攻作戦の遂行を試みている。敵に部分的に成功あり。チェルニヒウの南西からの封鎖を目的に、敵はミハイロ=コツュビンシケとシェストヴィツャの制圧を試みている。
スロボダ方面(北東部):敵は、シェヴェロドネツィク、スヴァトヴェ、クプヤンシク、ヴェリーカ・ピサリウカ、モスコウシキー・ボブリク、レベディンに兵力を集中するも、積極的な侵攻作戦の遂行なし。代わりに、スーミ方面へ兵力の移動あり。
ドネツィク(東部)・タウリヤ(南部)方面:敵の主な努力は、マリウポリとシェヴェロドネツィクの制圧に集中している。
ピウデンノブウ方面:敵はこれまでに奪取したラインを維持。
敵の航空戦力は、ロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-95MSが巡航ミサイルにて、ルーツィク、ドニプロ、イヴァノ=フランキウシクの施設を攻撃。このミサイル攻撃には、少なくともTu-95MSが6機参加し、少なくとも10発の巡航ミサイルが発射された。
敵は、部隊の兵站手段の回復を試みているがうまくいっていない。
一時的に占領されている領土では、反ロシア集会が継続。