ウクライナ軍参謀本部、8日18時時点の各地の戦況を報告
ウクルインフォルム
ウクライナ軍参謀本部は、各地で防衛戦を継続しており、また敵がキーウ方面の軍部隊強化のために傭兵を最大1000人投入する予定があるとの情報があると発表した。
参謀本部広報室がフェイスブック・アカウントにて8日18時時点の各地の戦況を報告した。
発表概要は以下の通り。
・東部:各地で防衛作戦実施、マリウポリで円形防衛継続。
・北部・西部:ポリッシャ、ヴォリン、シーヴェル作戦地区で防衛作戦継続。
・キーウ市防衛部隊は、敵の侵攻撃退と抑止を継続し、敵に攻撃をしつつ、市の周辺の防衛ラインの堅固な維持を継続。
・多大な戦力でチェルニヒウ防衛を継続。
・南部:沿岸の防衛強化実施。ミコライウ及び近隣自治体の防衛継続。
・その他方面では、安定化作戦が行われており、領土防衛課題が遂行されている。
・ウクライナ空軍は、敵の集中されたミサイル・航空機攻撃を撃退し、重要インフラ・部隊を防空システムで防衛。
・現在ある情報では、敵は、損耗の補填のために、訓練招集の形で秘密の動員を行っている。また、人員の流出を食い止めるために、ロシア軍幹部は、軍入隊の契約破棄を禁止する決定を採択した。
・敵は、キーウ方面の軍部隊強化のために、民間軍事会社「リーガ」(旧「ワグナー」)の戦闘員最大1000人を投入予定。
・国際人道法の要件に違反する形で、敵は、民間人を人質の形で維持し続けており、民間施設を破壊し、民間人から略奪を行い、民間インフラに対して破壊工作を実施し、兵器・軍用機材を高度密集居住区に配備し、車両を盗み、民間人の衣服で戦闘を行っている。
現時点で、敵は進軍速度を減速させており、人員の士気は下がっている。