国際裁判所の公聴会にロシアが不在でも裁判は進む=ウクライナ代表

ウクルインフォルム
7日、オランダ・ハーグに位置する国際司法裁判所(ICJ)にて、ウクライナの提訴を受けて、ロシアによるジェノサイド条約に基づくウクライナ対ロシアの公聴会が始まった。ウクライナ代表は、ICJがロシアに対して、ウクライナ領における軍事行動の停止を義務付けることを求めている。

ウクライナを代表したコリネーヴィチ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表が同日の公聴会後に記者会見を行った。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

https://youtu.be/xFaXpt8igos

コリネーヴィチ氏は、「私たちは今日ここでチーム皆でICJに対して、ロシア連邦に対してウクライナ領での軍事行動停止を義務付ける暫定方策を適用する命令を出すよう要請した。ウクライナ領の状況を損なうあらゆる行為を行わないよう、1948年付ジェノサイド条約及びその他の人権保護関連の問題への抵触を控えるようにという命令だ」と発言した。

同時に同氏は、明日は本来ならロシアの主張が発表されるはずだったが、同国が公聴会を無視したため、公聴会は開かれないと説明し、「しかし、同国の欠席は一切影響しない。裁判所はすでに議論と熟考へと移行することができ、それによって暫定措置に関する命令を下すことになる。ロシアが出席しなかったことは影響しない」と発言した。

同氏はまた、ロシアは現実を歪め、ウクライナがジェノサイドを行っていると非難しながら、自らの侵略を正当化しようとしていると指摘した。同氏は、「ロシアは特にあたかも何らかの想像上で、思いつきで、神話的なジェノサイドに言及しながらウクライナへの自らの行為を正当化している。引用しよう。『キーウの政権は、ドンバスの人々に対してジェノサイドを行っている』。私たちは、ロシアが今年2月21日にウクライナ領における何らかの集団についてのいわゆる承認に関する完全に不当で違法で無意味な決定を採択した際などにも、同国政権高官が類似の主張をしていたことを知っている」と指摘した。

これに先立ち、ウクライナは、2月24日のロシアによるウクライナの全面侵攻が始まってから3日目に、ICJに対してジェノサイド条約に従った提訴を行っていた。


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