キーウ近郊都市はロシア側が支配=ウクライナ内務相補佐官
ウクルインフォルム
ウクライナのデニセンコ内務相補佐官は7日、現在、キーウ北西近郊のブチャ、ヴォルゼリ、ホストメリは敵が支配しており、これらの市の状況は危機的だと報告した。
デニセンコ補佐官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
デニセンコ氏は、「ブチャ、ホストメリ、ヴォルゼリの状況は引き続き危機的だ。問題は、この瞬間、それらの自治体がロシア人に支配されていることにある」と発言した。
さらに同氏は、敵はヘルソン市への食料品配送を妨害しているとし、配送企業が同市を訪れるとロシア兵が車を止めて攻撃し、追い返していると伝えた。
そして、同氏は、「実質的に、ロシア占領軍がいる多くの地域で同様の状況が起きている。同様のことは、キーウ州、スーミ州、ヘルソン州で聞いている」と発言した。
さらに同氏は、現時点でロシア側は、人々が占領された都市を脱出するための人道回廊を組織することを拒否していると指摘し、「私たちは、国際機関や外国の首脳に対して、この人道問題の解決に関わるよう呼びかける。しかし、私たちが理解しているのは、これはどのような人道回廊も認めないというウラジーミル・プーチンの指示であろう」と発言した。
なお、2月24日以降、ウクライナでは、ロシアによる軍事侵略が続いている。