「これはウクライナ人にとっての祖国戦争である」=ゼレンシキー大統領

「これはウクライナ人にとっての祖国戦争である」=ゼレンシキー大統領

ウクルインフォルム
ロシアから侵略を受け続けるウクライナのゼレンシキー大統領は3日未明、ウクライナ国民にとって現在の戦争は「祖国戦争」であるとし、ロシア侵略者は激しい反撃を受け取ることになると発言した。

ゼレンシキー大統領が夜の国民向け動画にて発言した

ゼレンシキー氏は、「彼ら(ロシア軍)がどこに入ろうが、彼らはあらゆるところで殲滅される。ここには彼らに平穏はない。彼らには食べ物もない。彼らには、1分たりとも静かな時間は存在しない。占領者がウクライナ人から得られるのは、反撃だけだ。激しい反撃。彼らは、私たちが自分のものを渡さないことを永遠に記憶するだろう。彼らは祖国戦争とは何かを記憶するだろう。そう、私たち、ウクライナ人にとって、これは祖国戦争である。私たちは、祖国戦争がどのように始まったかを知っており、それがどのように終わったかを知っている」と発言した(編集注:ソ連時代とウクライナの独立以降しばらく、1941年からの独ソ戦は『大祖国戦争』と呼ばれていた)。

同氏はまた、ウクライナ人は過去1週間で敵が何年もかけて作ってきた計画を破壊したとし、その計画はウクライナとウクライナ国民への憎悪を伴って作られたものだと指摘した。そして、同氏は、「しかし、私たちは、敵を止め、戦っている。ウクライナの軍人、国境警備隊員、私たちの領土防衛部隊、普通の農家でさえもロシアの軍人を毎日捕虜にしている」と伝えた。

さらに同氏は、敵の精神状態はどんどん悪くなっており、ジャベリンやストゥフナ(対戦車砲)、火砲、戦車、航空機、ヘリで追い払う人々から、多くのロシア軍人がロシアに逃げ出していると伝えた。同氏は、「しかし、ウクライナ人は、武器なしでも敵を倒している。私は、コノトプ、バシュタンカ、エネルホダル、メリトポリ、その他のウクライナの町や村の英雄的な市民に心から感動している。彼らは、占領者を中に入れさせず、全てを妨害し、道を塞いでいる。人々は、敵の平気の前に出てきて、それは極めて危険だが、しかし何て勇敢なことだ! それもまた救助なのだ」と発言した。

同氏はまた、もし侵略者が町の中に入ってきたとしても、それは一時的なことで、彼らは恥辱とともに排除されるとし、ロシア侵略者が食べ物を求めて食料品店に入ってきた時に、普通の人が彼らをそこから追い出しているとし、「それは大国の戦士の姿ではない。それは、利用されている呆然とした子供である。彼らを家に連れて帰れ」と強調した。

これに先立ち、2月24日、ロシア軍は、ウクライナに対する侵略を開始した。ロシア軍は、ウクライナの多くの町で火砲、多連装ロケットシステム、巡航ミサイルで、重要インフラや民間人居住区を攻撃している。

ウクライナでは、戒厳令が敷かれており、国民総動員が発令されている。

ウクライナは、国際司法裁判所(ICJ)に対して、ロシアを相手に提訴を正式に行っている。

3月2日には、国連総会にて、ロシア非難決議が141か国という歴史的な数の圧倒的賛成でもって採択された。


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